KLMオランダ航空エールフランススカイチームラウンジ

【レビュー】ミュンヘン空港 エールフランス・KLMラウンジ利用記

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ミュンヘン空港のエールフランス・KLMラウンジは、利用対象者が限られており、メインターミナルの主要な動線から少し離れた静かな場所にあるため、あまり注目されることのないラウンジの一つです。決してフラッグシップラウンジと呼べる規模ではありませんが、スカイチーム便やフィンエアーなどでミュンヘンを出発する旅客に向けて、エールフランスらしさをしっかりと感じられる空間を提供しています。先日実際に利用してみたところ、一長一短はあるものの全体的には好印象でした。利用資格のある方なら一度チェックしてみる価値は十分にあります。

ロケーションとアクセス

プライオリティ保安検査場を通過後、案内表示に従って進む

ミュンヘン空港のエールフランス・KLMラウンジは、プライオリティ保安検査場を抜けてすぐ上の階という便利な場所に位置しており、対象となる乗客にとっては立ち寄りやすい立地です。保安検査を通過したら左手に進むのですが、ここからが少し分かりにくいポイントです。エントランスは非常に控えめで、旅客用ラウンジというよりは関係者専用ドアのように見えます。注意して見ていないと、すでに到着していることに気づかず通り過ぎてしまう可能性が高いのでお気をつけください。

こちらがエントランス(進行方向の反対側から見た様子)

ラウンジのデザインと雰囲気

まさにエールフランスといったカラーリング

一歩足を踏み入れるとすぐに分かりますが、比較的コンパクトなラウンジです。とはいえ、広さの制限が必ずしもマイナスに働いているわけではありません。デザインはおなじみのエールフランスの美学を踏襲しており、清潔感があり、控えめで上品な雰囲気に仕上がっています。圧倒的なスケール感やドラマチックな演出こそないものの、落ち着いて心地よく過ごせる素敵な空間という印象を受けます。唯一惜しい点として挙げられるのが、専用トイレがないことです。トイレはラウンジの外にあり、「Europa Lounge(ヨーロッパ・ラウンジ)」と共用になっているため、快適性の面でややマイナスとなっています。

デザイナーズチェアの数々

食事のラインナップ

ビュッフェカウンター

食事の提供内容は、明らかに軽食中心の構成です。スナック類の種類はそこそこ豊富で見た目も綺麗に整えられていますが、しっかりとお腹を満たせるような本格的なホットミールはありません。フライト前にしっかりとした食事を取りたいと考えているなら、期待外れに感じてしまうかもしれません。搭乗前の待ち時間に、軽くつまんだり軽食を取ったりする程度の利用に最適です。

味は美味しかったです

ドリンクのラインナップ

ドリンク類はシンプルながら十分な品揃えです。ソフトドリンク、コーヒー、紅茶はもちろん、アルコール類も厳選されたものが一通り揃っています。基本的なニーズを満たすには十分ですが、特筆すべき銘柄や高級感のあるラインナップではありません。ラウンジ全体の規模や用途にちょうど見合った内容と言えます。

ドリンク類の一部

謎のファーストクラス専用コーナー

このラウンジでひときわ異彩を放っているのが、エールフランスのファーストクラス「ラ・プルミエール(La Première)」の乗客用に確保された専用コーナーです。個室はおろか、目立たないパーテーションによる仕切りすらなく、単にラウンジの一角に追加の座席が置かれているだけです。プライバシーや特別感は皆無で、周りから不自然なほど丸見えの状態になっています。個人的には、ラウンジ内の全員から視界に入る隅っこにポツンと座るのは、少々気恥ずかしく感じてしまいそうです。洗練とプライベート感を重視するファーストクラスのコンセプトとしては、いささか奇妙な仕上がりだと感じました。

少し違和感のあるファーストクラス専用コーナー

総評

ミュンヘン空港のエールフランス・KLMラウンジは、特筆すべき豪華さはないものの、心地よく過ごせるラウンジです。アクセスの良さと洗練されたデザインを備えており、フライト前のちょっとした休憩にはぴったりです。一方で、規模の小ささや軽食中心のメニュー、共用トイレといった点は過度な期待を抑える要素にもなっています。背伸びをせず、求められる役割を実直に果たしているラウンジであり、多くの旅行者にとってはこれで十分に満足できるはずです。

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